グレンロイヤル POCKET SHOEHORN 03-5802 サイズ表

• サイズ表は当ショップスタッフによる実測の値です。

グレンロイヤル付属保存袋

• 日本国内で販売されているバッグ・スモールグッズなどのグレンロイヤルの正規輸入品は、オリジナルの巾着型布袋が付属されています。（無料）

グレンロイヤル製品の修理について

修理手続き

ブライドルレザー(BRIDLE LEATHER)とは

ブライドル【BRIDLE】を辞書で調べると、名詞：馬ろく《馬の頭につけるおもがい・くつわ・手綱の総称》とあります。元々は馬具の素材として使われていた革をブライドルレザーと言っていました。

ブライドルレザーの素材は、フルグレインカウハイドと呼ばれている成牛の革です。フルグレインとは牛革のぎん面（皮革の表面、毛の生えていた部分）と繊維質を含んだ皮の表層部分を指し、カウハイドとは生後２年以上経過した雌牛の革を意味します。肌馴染みが良く耐久性に優れているので、靴、ベルト、財布、ハンドバッグなど多様な製品に使われています。
この革は厚くて丈夫という最大の特長があり、馬具などに使用するには最適な素材の一つといえます。

この丈夫なフルグレインカウハイドを、樹皮や種子など自然の草木を使い丁寧にタンニン（フルベジタブルタンニン）で鞣し、タラの油やロウ（蜜ロウなど）を１０週間以上かけて深部まで染み込ませ、アニリン系染料をに用いたアニリン・フィニッシュという手間のかかる技法で丁寧に染色して仕上げるのがブライドルレザーです。伝統の技術で手間暇かけて加工されることで革の深部まで染料がシッカリ浸透し、革の風合いをを損なわず深い色合いに経年変化するブライドルレザーが出来上がります。

フルブライドルレザーとは

ブライドルレザーは上記の説明の通りですが、フルブライドルレザーもブライドルレザーと基本的には一緒のものです。

フルブライドルレザーのケア＆メンテナンス

フルブライドルレザーはコードバンと並んで人気の革で、ロウを革の深部にまで染み込ませており、使うほどに深まる革の風合いと味、頑丈さが特徴です。しかしこのフルブライドルレザーも全くケア無しで長期間使用しますと油分が抜け、乾燥、色落ち、ヒビ割れなどが発生します。何十年も愛用するには日頃のケアが重要です。

新品のブライドルレザーには“ブルーム”と呼ばれる白いロウ分の粉が表面に付いています。この白い粉はロウがしっかりと皮革に馴染んでいるためのもので、ブルームを馬毛ブラシなどでブラッシングして落とすと美しい光沢が出てきます。最初のうちはブラッシングだけでも十分なケアになります。

ケアの手順

1. 使い始め製品の表面に浮かぶブルームをブラシ（別売 純正ブラシ）を使って落としてご使用ください。あまり落としすぎず、少し残しておくほうが若干の撥水、汚れ防止になりますのでおすすめしています。
   
2. メンテナンス前に、ほこりや汚れを取り除くためにブラッシングをしてください。
   
3. ブライドルレザー専用ワックス（別売 純正ワックス DUBBIN ）を少量ずつ指に取り、全体にまんべんなく塗り込みます。
   
4. 特にテンションのかかりやすいバッグのハンドル、ファスナー脇は念入りに塗り込んでください。ステッチ部分にも塗りこむとよりレザーとなじみ、ほつれなどの防止になります。
   
5. 塗り終わったら30~40分ほど自然乾燥させ、マット（つや消し）状になればOKです。この間にワックスがレザーになじんでいきます。
   
6. 最後にブラッシングすると透明感のある光沢が出てきます。光沢感が物足りない場合はポリッシングコットンなどで更に磨いてください。
   
7. ケアの頻度は、ご使用の頻度によりますが年に３回くらいで十分です。