陸上トラック競技、フィールド競技の練習に特化したトレーニング用ゴムマットです。
大会本番に合わせた感覚的な練習には、普段の土のグラウンドではできないものもあります。
この陸上競技専用トレーニングゴムマットは、大会に向けた練習環境を手軽に導入できるトレーニング器具として企画しました。
※黒チップはリサイクル材を多く使っているため安価です。（質感はほとんど同じです）

●用途…全天候型トラックをイメージした陸上練習全般（競技場に近い環境を作れる）
●材質…ＥＰＤＭ＋ＳＢＲ
●表面…フラット（若干ザラザラ）

●良い点…陸上トラック＆フィールド競技の練習に最適、全天候型スパイクの使用可、反発トレーニングに有効、敷くだけで設置OK
●悪い点…雨天の練習時では滑りやすい

■陸上競技専用トレーニングゴムマットとは？

陸上競技専用トレーニングゴムマットは、その名の示すとおり陸上トラック＆フィールド競技の練習に特化した商品です。
陸上競技場のオールウェザートラックに近い練習環境を、工事を必要とせず比較的安価に導入いただける様に企画しました。
商品化にあたり、大阪府羽曳野市のカネヒラスポーツ様と大阪中体連陸上競技部強化部長の田中先生、河南町立中学校の陸上競技部の皆様にご協力をいただきました。

■製品エピソード

実際に陸上競技のコーチをされている方や選手の皆様とお話しをすると色々なご意見やアドバイスを伺うことができました。
陸上選手は「音」「反発」などの路面からの情報を大切にされていて、このような情報を得ることで調子を知ることができるのだそうです。
陸上経験のない私には理解の及ばない意識の部分なのですが、この商品はその情報を得やすいので練習の質が高まると教えていただきました。
臭いの少ないゴムなので、室内のトレーニングマットとして使っていただくことも可能です。

■企画協力「カネヒラスポーツ兼平チーフ」からのコメント

カネヒラスポーツは創業時から地域の学生さんや社会人のアスリートの皆様を支えるお店としてこれまで多くのお客様のご要望にお応えしてきました。
学校のスポーツ設備や選手のウェアや靴など、トレーニングを安全で効果的に行うためのサポートをどれだけできるか？を常に考えてきました。
例えば靴を考える時、足に合っているか？走り方、体重の乗せ方といった癖に合っているか？履き方は正しいか？など安全と効果を考えればいくつもの重要な点が見えてくるのです。
そんな私どもがこれまで色々な陸上関係の業者さんに問い合わせるなどして探していた練習設備。それがこの陸上競技専用トレーニングゴムマットでした。
大会に近い形で練習したい！というお客様からのご要望は常にいただいていましたが、この商品は非常にご満足いただけるのではないか？と考えています。本当にオススメの商品です。

■企画協力「大阪中体連陸上競技部強化部長の田中洋平先生」からのコメント

河南町立中学校陸上競技部では、生徒一人ひとりが限られた練習時間の中で、どれだけ効率的かつ効果的なトレーニングを行えるかに焦点を当てて練習を行っています。
この陸上競技専用トレーニングゴムマットは、少し硬かったり雨の日の表面が気になりますが、競技場と同じ全天候走路に近いイメージで練習できています。
競技場と同じ感覚で、走幅跳の足合わせで距離やリズムを掴んだり、ハードルのアプローチやインターバルのイメージを掴む上で大変使い易いです。
土のグラウンドなのに競技場と同じ感覚で練習ができる点、地面からの反発をもらいやすい点など非常に効果的な練習環境を敷くだけで用意できます。費用も比較的安価であり、購入して本当に良かったと思っています。
※2022年2月取材当時は河南町立中学校陸上部顧問もされておられました。

■特徴１

スパイクでの練習など競技場のトラックを意識した練習を可能にする設備です

普段の土のグラウンドの上ではなかなか思うようにいかないトラック＆フィールドの競技練習設備として手軽に導入いただけます。
（実用例）
・トラック用のスパイクを履いた練習
・地面からの反発をもらう練習
・走幅跳や走高跳の助走の距離感やイメージを掴む練習
・ハードルのインターバルを捉える練習

■特徴２

効率的で効果的なトレーニングメニューの実行など、練習の幅を広げる設備です

ゴムマットならではの反発やグリップを活かした部分的な集中練習を取り入れることが可能です。
ウォーミングアップから基礎練習、部分的な集中練習など、コーチの方の培ってきた技術や経験を活かした「選手それぞれに必要な新たな練習メニュー」の構築などを行う際、設備面から幅を広げられる商品です。

■特徴３

工事不要の練習設備。届いたその日に置き敷くだけで練習環境完成です。

この商品は、薄いタイプのものでもかなり重量があります。（長さ1メートルあたり、黒チップは6kg、青チップは8kg）
そのためゴムマットの自重により置き敷きするだけで設置が完了します。（使用方法、設置環境にもよります）
直線に敷く他、並べて敷いたり、階段状に並べる敷き方で、ウォーミングアップや走り高跳びの助走としてもご使用いただける汎用的な商品です。

■その他の特徴
・ゴムチップを固めた構造で局所的なクッション性に優れており、トラックピンスパイクがしっかり噛んでグイグイと前に走る練習を可能にします。
・お求めやすい安価な黒、選手がレースに集中しやすくなる心理的効果があると言われている鮮やかなブルーをご用意しました。
・ゴム素材なので、土や砂埃で汚れた場合、水で丸洗いすることも可能です。水がついたままで練習すると滑りやすくなりますので、練習する前にしっかりと拭き取ってください。

■厚みについて
厚みは5mmと10mmの２種類をご用意しています。実際にコーチ・選手の方にお使いいただいたところ「厚み10mmが陸上競技場の感覚に近いのでオススメですが、厚み5mmでも土のグラウンドと比べると格段に練習しやすくなります。」というご感想でした。
【10mm（推奨）】
程よい厚みで、設置場所の地面のコンディションに左右されにくい安定した練習環境を実現します。5mmと比べ、ズレにくく反りにくいのが特徴です。
【5mm】
地面の凹凸や硬さがダイレクトに返ってきます。10mmと比べると軽く、ごく稀に強風でズレる場合があるようです。陸上練習には大きな影響はないと思いますが、製造段階で製品の長尺方向の両端が波打っていることがあります。

■事前準備
ゴムシートを敷く前の事前準備としてグラウンドの凹凸を均（なら）しておくとより走りやすい環境となります。厚み5mmをご使用の場合は地面の凹凸の影響を感じやすいので、特にしっかりと均(なら)しておくことをオススメしています。

スタブロ・平行ピンでの練習についてはどちらの厚みでもズレなく練習いただけます。

■使用場所について
以下の２点の理由により、土のグラウンドに敷いてお使いいただくことを推奨しています。
１：ケガの観点
ゴムマットは十分なクッション性があるものの、コンクリートやアスファルトの上に敷いて何本も練習をすると足への疲労蓄積やケガのリスクが上がってしまいます。
２：スパイク保護の観点
短距離走やハードルなどゴムマットの上を走り抜ける競技での練習では、走る部分以外に走り抜けたあとの部分があります。土のグラウンドであれば走り抜けた後の部分はグラウンドで構いませんが、アスファルトやコンクリートではスパイクが痛む原因になってしまいます。（走り抜けた後の部分までゴムシートを敷かれる場合は問題ありません。）

■合わせて使いたい陸上シリーズ
【階段昇降ゴム】
ピッチ力を養う「階段昇降トレーニング」をスパイクを履いたまま行える画期的な商品です。スパイクを履いて練習することでフォームをより意識した効果的なトレーニングが可能となります。＊お求めから

【ゴムバンド】
推進力を養うトレーニングを補助するアイテムです。スタートからの加速、トップスピードを迎えるまでの加速時の前傾姿勢とそれに伴う力の入れ方を集中練習し、イメージを掴めます。グイグイと前に進む力を養うトレーニングが可能です。＊お求めから

■有料サンプルについて
実際に質感やゴムのニオイなどご確認いただける有料サンプルをご用意しております。
陸上競技専用トレーニングゴムマットの有料サンプルページ

■ご注意
＊当商品はトラックピンスパイクのみのご使用を想定しております。土用のスパイクの使用は想定しておりません。
＊当商品はスパイクを履いて練習できますが、スパイクの刺さり方は陸上競技場とは異なります。
＊スタブロを設置した場合、少し浮いた様な具合になりますが、使用時にはピンがしっかりと食い込むため固定されます。
＊スパイクやスタブロのピンは刺さり込むのではなく、めり込む様なイメージですが、しっかりと地面を噛んで走る練習やイメージを掴む練習が可能です。
＊製品を敷いた状態(広げたまま)で移動させるために複数人で引っ張るなどするとゴムが曲がる原因となります。移動の際はご面倒ですが、一度巻いて、移動先で再度敷き直すようにしてください。
＊製品お届け時にはゴム特有の巻きグセによる端のめくれ上がりが出ることがあります。その場合は、逆巻きにして1日程度置くとクセが緩やかになります。
＊ゴム特有の臭いがあります。臭いの感じ方は個人差がありますが室内利用時に臭いが気になる場合がございますのでご注意ください。室内利用時は換気のできる場所でご使用ください。風通しの良い場所で陰干ししていただくと臭いはマシになりますが、ゼロにはなりません。
＊ゴムシートの寸法は完全な数値ではありません。ゴムの性質上（伸縮します）、ピタリの寸法が出しにくく若干大きめにカットしています（できるだけマイナスにならないように）。直角も保証できませんのでご容赦くださいませ。できるだけ正寸をご希望の場合は別途ご相談くださいませ。
＊色が移行する場合がありますので、接地する部分にご注意ください。